FP2級の受験者の属性を考える
FP2級の合格率に影響してくるのが、受験者の属性です。
FP2級のような絶対評価の試験なら、どのような人が受験するかによって、
大きく合格率に影響してきます。
受験者のレベルが低ければ合格率は低くなり、逆に受験者のレベルが高ければ、
合格率は高くなります。
では、FP2級の受験者はどうなのかと考えた場合、結論から言えば、
それほどレベルは高くないと思います。
その理由を知るために、受験者の属性を理解する必要があります。
正確なデーターはないのですが、FP2級を受験される方は、
現在保険、銀行、証券会社などの金融系の仕事をしている社会人です。
これらの業界と言うのは非常に仕事が忙しく、残業は日常茶飯事で、
帰宅が深夜になることも珍しくありません。
しかも、社会人ということもあり、同僚や上司との付き合い、時には
接待と言う可能性もあります。
つまり、勉強時間があまり取れない方が非常に多いのです。
その上、そのような状況にも関わらず、独学で勉強している方が多く、
とても合格できる環境にありません。
もちろん、このような人達ばかりではありませんが、
FP2級の受験者は、
大学や高校受験者のように皆が皆必死に勉強するわけでは
ないということは言えます。
これは、あくまでも個人的な意見ですが、FP2級の勉強を本気で
している方は、
全体の4割いれば良いほうだと思います。
ですので、確かにFP2級は合格率が低い試験ではありますが、
あなたがしっかりと勉強することができれば、十分に合格できてしまう試験です。
その勉強が出来るか、出来ないかで合否が決まってしまいます。
言うならば、FP2級の合格率と言うのは、しっかりと勉強した人の割合と
言っても良いと思います。